2012年5月30日水曜日

第64回日米学生会議東北研修は、無事終了いたしました。



皆様、報告が遅れまして大変申し訳ございません。
526日から27日にかけて行われた東北研修は、無事終了いたしました。

参加者は、525日深夜に新宿駅を出発し、26日の早朝に宮城県南三陸町に到着いたしました。



そして、参加者は、ボランティアチームと取材チームに分かれ、活動を行いました。
ボランティアチームは、さらに2グループに分かれ瓦礫撤去ボランティアと農業支援ボランティアにそれぞれ参加させていただきました。

瓦礫撤去ボランティアでは、津波の直撃を受け土台を残して跡形もなくなってしまった家々を訪れ、堆積した土砂をかき出し、土砂と一緒に堆積した瓦礫を選別する作業をさせていただきました。
そして農業補助ボランティアでは、山中を切り拓いて新たに建設中のビニールハウス内で、作物の栽培に適した土壌を作り出すために土中の石を拾い出す作業をさせていただきました。
参加者は、強い日差しの中1日中作業を行いましたが、1日でひとりひとりにできることがあまりに小さいことを痛感し、参加者は復興への道のりの険しさを、身を持って実感したのではないでしょうか。また、ボランティア活動の今後の課題を発見し、考える機会になったのではないかと思います。

一方、取材チームは、気仙沼市の商店街「復幸マルシェ」、「復興屋台村 気仙沼横町」を訪れ、被災しながらも協力し合い、町興しを目指す前向きな被災者の方々と触れ合いました。また、南三陸町にある平和の森仮設住宅を訪問し、実際に入居されている方々から、仮設住宅の抱える課題や入居者の方々の直面する苦労を直接伺いました。参加者は取材を通し、被災者の方々の明るい笑顔に逆に励まされました。また、お話を伺う中で、被災者の方々の声と行政による復興政策の内容のギャップを感じ、今後の復興のあるべき姿を深く考えさせられました。

その後、宮城県南三陸町元教育長である勝倉彌司夫様にガイドしていただきながら、南三陸町内をバスで視察いたしました。被害の甚大さを改めて目の当たりにし、言葉を失う参加者もいました。一方で、勝倉様の「素晴らしい南三陸町を、必ず復興させます!」という力強いお言葉に、参加者一同希望を感じ、今後も復興に携わっていこうとの思いを新たにいたしました。
1日目の締めくくりに、参加者は自身の経験やプログラムを通して感じたことをディスカッションにて共有し、発表し合いました。皆、被災地の現状に真摯に向き合い考えていました。

2日目は、石巻専修大学において、第63回日米学生会議日本側参加者で石巻市出身の佐々木いくえさん(東北福祉大学4年)、宮城県南三陸町復興企画課課長の三浦清隆様にご講演いただきました。佐々木さんは、自身の石巻市での被災体験を語って下さいました。三浦様には、ご自身も被災者でありながら行政機関の職員として震災後の対応にあたられたご経験をお話いただきました。参加者は、被災者の声、行政の声、という異なる観点から震災について学び、震災復興が抱える課題の複雑さを痛感しました。

その後、参加者は佐々木さんや三浦様をまじえての質疑応答やディスカッションを行い、理解を深めるとともに、自身の問題意識を共有し発表しました。
その後、佐々木さんにガイドをしていただきながら石巻市内を視察しました。石巻市は南三陸町の被災状況とは様子が異なり、地形や産業、都市構造の違いによる被災状況の違いを直接学ぶことができました。
最後に、帰りのバス内でリフレクションを行い、参加者同士が東北研修を終えての思いを共有しました。皆、今回の研修で多くを学び、新たな問題意識や目標をそれぞれ発見したようです。
東北研修を終え、今後は、6月に行う東北研修事後勉強会に向け、参加者はレポートを作成して研修を振り返り、勉強会のコンテンツを自分たちで考えていく予定です。

今回、東北研修にご協力いただいた被災地の皆様、ボランティアセンターの皆様、ご講演いただいた講師の皆様、施設関係者の皆様に、この場をお借りいたしまして、深く御礼申しあげます。
今後とも、第64回日米学生会議をどうぞよろしくお願いいたします。


2012年5月22日火曜日

【大学生募集】東北研修「大学生の被災地復興意見交換会」




「大学生の考える復興」をテーマに意見交換会を実施致します。大学生の皆様は、奮ってご応募ください。会場にてお待ちしております!

日時:2012年5月27日(日)10:00~13:00
場所:石巻専修大学 5号館 5302教室
応募資格:大学生
参加費:無料

<お問い合わせ>
jasc64.tohoku@gmail.com

2012年5月10日木曜日

春合宿は無事に終了致しました。



皆様、報告が遅れまして、大変申し訳ございません。

5月5日から5月7日にかけて行われた第64回日米学生会議春合宿は、無事に終了いたしました。

春合宿では、参加者同士がはじめて顔合わせをいたしました。
まずは、自己紹介を兼ねてアイスブレークを行い、互いの緊張をほぐしました。
そして、分科会活動では、参加者が各テーマに関して熱い議論を交わし、今後の分科会活動の方針を定め、最終日にはそれを発表しました。
他にも、OB・OGの方々を招いてのレセプション、日米関係に関する講義、ディベートワークショップ等の様々なプログラムを行いました。

いよいよ夏の本会議に向けて本格的な事前活動が始まり、
参加者の意識も高まったことと思います。

お忙しい中レセプションに駆けつけてくださったOB・OGの皆様、参加者に向けてお話や講義をしてくださった先生方、プログラム運営に協力してくださった施設関係者の方々には、
実行委員一同誠に感謝しております。

今後とも、第64回日米学生会議をどうぞよろしくお願いいたします。

第64回日米学生会議実行委員