2012年8月26日日曜日

第64回日米学生会議 8/19 本会議最終日



毎日毎日どれだけ朝方に寝ても起床はきっちり6時∼7時だった1ヶ月でしたが、この日だけは自由にSight-seeing dayだと決まっていたので、いつも通り朝の5時まで皆と語ってお風呂に入って寝て、ものすごく久しぶりに11時まで寝ていました。JASCersが部屋に起こしに来てくれてDowntownへ出かけ、買い物をしてスタバ一号店を見に行った後は女子で部屋に集ってFinal Dinnerの為にドレスアップ。寮から少し歩いたところのレストランでまず最終リフレクション(振り返り会)をしました。毎回リフレクでは皆が言う事に感動したり共感したりして半泣きになっていたけれど、今回は半泣きどころか本気泣きでした。それも私だけでなく、男の子も含め皆胸が熱くなって泣いているようで、その情景を目にしたからか、信じたくなかったけれど私たちの人生最高の夏はついにもう終わるんだという事が現実味を帯びて来て、何とも言えない焦燥感と寂しさに襲われ始めました。皆がどれだけJASCers全員を愛しているかがひしひしと伝わってくるリフレクで、終わってしまって全員でもう濃い毎日を作っていけなくなくなるのが寂しくて仕方がないけれど、皆のリフレクを聴いていると寂しさよりもこれからの未来への期待が膨らんで、これから先それぞれがこの経験を糧にして未来を切り開き、夢を追って、それぞれがまた一つ成長した姿でいつか71人一同が集まれる日が楽しみに思えたのを覚えています。リフレクの時間が終わってしまった後は、その場でそのまま最後の皆と一緒に食べる夜ご飯の時間に移りましたが、全員泣いたままでお互いを抱き合って感謝をし合って熱い気持ちを伝え合って、私に及んでは何一つ口にしないまま(笑)夜ご飯タイムも終わり全員で寮へ帰りました。このリフレク後の夜ご飯タイムに、できるだけ多くのデリゲート達にハグをしにいって、涙でぐちゃぐちゃになった顔で、この夏私に出会ってくれてありがとう、私と色んな熱い話をしてくれてありがとう、沢山の温かすぎる思いでをありがとう、こんなにも大切な存在になってくれてありがとう、これからもずっとずっと私の心の中にいてね、と伝えに回りました。JASC64での日々は、ただ単の楽しかった夏の思い出ではなく、私にとっては、これからの東京での生活、いやそれだけではなくてきっとこの後の自分のAdventure全部を支える心の支えとなってくれた思い出でした。3カ国の混血でありアメリカで生まれ育った私にとって、完全に異文化である東京の慶応で、家族も友達も日本にいないまま一人暮らしをしながら学生生活を送るのは、いくら日本語に堪能で沢山の友達に好かれたからといっても、単純に楽しめる程簡単ではありませんでした。言葉を話せるから大丈夫だと思って、楽しみにしていた日本での生活なのに、言葉が話せるからこそ、その文化に順応できず抱える苦悩があるんだと知って、自分は一体何人なのか、何者なのか、弱音も誰にも吐けずただただ泣いていた7月までの自分。だけどJASCで、私を、名前や国籍やバックグラウンドからではなく、目の前にいるただ一人の個人として認めてくれて、受け入れてくれて、仕舞には最高の人間だと称えてくれる沢山の心温かい友達に出会って、また、様々なフィールドで日米の未来を、世界の未来をどうにか良くしようと日々葛藤している沢山の素敵な人生の先輩に会って、生きていく上でのエネルギーと仲間を得た今、もう何も怖いと思いません。きっと状況は何も変わっていなくて、また沢山の苦悩が私を待ち受けているけれど、ものすごく尊敬した沢山の人生の先輩から頂いたエールや言葉と、目を閉じればいつでも出て来てくれる私の大切な大切な、素敵すぎる、心から大切な仲間たちの存在さえあれば、どんな苦難にも立ち向かって、いつでも自分らしく生きていける気がします。こんな風に思わせてくれた仲間と思い出に、ありがとう。こんな事を、最後のリフレクとディナーでは思ったりして、一人一人の顔を眺めていました。「大好き」じゃ言い表せられない程、皆の事が好き過ぎます。こんなにも熱い、素敵な未来のリーダー達がいる私たちの世代の世の中は、きっとキラキラした笑顔に溢れているはず。Let s go JASCers! Live your dreams!

第64回日米学生会議 8/18 本会議20日目


どうも、一橋大学経済学研究科修士1年の野地洋平と申します。分科会は災害復興です。

午前中はシアトル観光でした。自由時間だったので、各自思い思いに過ごせたと思います。ただ新ECのみんなは何やかんや決めることがあったそうで、一緒に観光できなかったのは残念でした。その分お土産話を、たっぷりと聞かせてやりました。

さて私たちが訪ねたのは、シアトル観光の定番スポットであるpike place marketにある1962年創業のスターバックス一号店でございます。内装はいたってシンプルな木目調、店の壁にはお土産用ともとれるマグカップやタンブラーが飾られていました。ただコーヒーを飲みながら、ゆっくり経済学を勉強しようという方にはおススメできません。人が多すぎます。

次に向かったのは古書店で、私のJASC中での目標の一つが、本を10冊以上買うことで、その達成をシアトルで迎えようという魂胆でした。マーケットの中にあったLANPLIGHT BOOKSという本屋で、歴史書と民主主義に関する本を購入しました。店の主人に、本当に買う気があるのか疑われるくらい吟味して買いました。なぜならここで重要なことは購入することではなく、日本に無事持ち帰ることだからです。まさにIt isn’t important to buy but to take it home. よって、スーツケースの積載量?を考えつつ、選んだ次第です。

Abhijit V. Banerjee and Esther Duflo, Poor Economics, public affairs, 2011
Carmen M. Reinhart and Kenneth S. Rogoff, This Time is Different, Princeton, 2009
Michael Harrington, The other America: poverty in the United States, Penguin, 1962
George J. Stigler, The Theory of Price, Macmillan, 1966
J. M. Roberts, History of the world, Penguin, 1976
などなど

みなさん、こんにちは。
64回日米学生会議「災害復興と社会の再構築」分科会に所属する、立命館大学政策科学部3回生の廣野允威(ひろのまさたけ)と申します。緊張感あふれる最終プレゼンテーションもシアトルの魅力を満喫するSightseeingも終わり、本日はシアトル滞在最終日のリフレクションとスペシャルディナーに関してご報告したいと思います。
リフレクションでは、各々がJASCを通して感じたこと、学んだことを率直に共有する時間ですが、最後のリフレクションということもあって苦楽を共にしたRTメンバーへの感謝を述べる人、私たちを引っ張ってきてくれたECにねぎらいの言葉を伝える人、そしてJASCが人生を変えたことを語る人など、笑いあり涙ありの非常に感動的な瞬間でした。
その後はシアトルでの最後の夜を楽しむべく、また大切な仲間との別れを惜しむかのように私たちはディナーを楽しみました。人生で2度とはないその瞬間を記憶に刻みこむかのように私たちは声がかれるまで語り合い、そして将来の再会を誓い合うのでした。

2012年8月24日金曜日

第64回日米学生会議 8/17 本会議19日目


こんにちは!慶應義塾大学法学部法律学科の野口ゆかりと申します。
ブログのアップが遅くなってしまい、申し訳ありません。

今日は各分科会が長い時間をかけて準備をしてきた、ファイナルフォーラムの日でした。前日の夜遅くまで準備が続いた分科会やプレゼンをする前にとても緊張している人もいました。しかし、なにはともあれ、みんなの終わった後の達成感に満ちた表情を見て、全てのJASCerにとっての晴れ舞台は無事成功に終えることができたと私は思いました。分科会のメンバーと共に作り上げた発表に喜びを感じる一方で、私は会議が終わりに近づいていることも実感してとても寂しい気持ちになりました。

ちなみに、私が所属していた「災害復興と社会の再構築」分科会は、Reconstructionのプロセスや、これに含まれる主な要素について自分たちが議論したものをまとめて発表しました。

そしてなんと、実はファイナルフォーラムの様子は、ニコニコ動画によって生中継していただけていました!なんと閲覧数は75000だとか!?ファイナルフォーラムの様子に興味がある方は、是非確認してみてくださいね!

最後に、今日は第65回日米学生会議を運営する実行委員を決める選挙の日でもありました。
みんなの前でスピーチをするのはとても緊張することでした。今年最高に充実した夏をすごすことができた分、来年の参加者にも同じように最高な夏を提供できるように第65回実行委員会全体で盛り上げていきたいと思います。第64回実行委員会の人たちは本当にお疲れ様でした!

第64回日米学生会議 8/16 本会議18日目


 こんにちは!ブログの更新が大変遅れてしまい大変申し訳ございません!
私、横浜国立大学工学部知能物理工学科3年の木村光太郎と申します。所属分科会は環境と科学技術で、8/16の記事を担当させて頂きます。
 まずは本日のスケジュールから!と言っても本日のスケジュールはすべての時間がRTの時間に割り振られて翌日に控えるファイナルフォーラムのために備えるための日であります。すべてのRTが今まで本会議で話し合ってきたことや、フィールドトリップなどで体験したことを振り返り、パワーポイントにまとめ、自分たちの発表の製作に時間を費やしていました!またみんな下書きにした英語の文を必死に暗記練習し、如何に説得力のある、伝わり易いプレゼンが出来るかどうかの練習もしていました!みんなスティーブジョブズみたいになれるかな!?
 私のRTはといいますと、当初予定していたスケジュールよりも大幅に遅れてしまいまして、他のRTよりも夜ふかしをして、なかには一睡もしないで作業する人や、部屋に帰らず(帰れず)ロビーで寝ている人も…。それもこれも全ていい思い出!明日のファイナルフォーラムさえうまく行けば疲れなんか吹っ飛びます!
ちゃんとうまく発表出来るかな!?そーいえばニコ生くるけど叩かれないかな!?そんな不安も期待も胸にして、一ヶ月間過ごして来たみんなでする最後の大仕事!友達・家族・アラムナイ方々・企業の方々・講演してくださった方々、そして何より一番お世話になったECのため、日米学生会議に携わって頂いた全ての方々への感謝の気持ちをこの発表に乗せてみんなでファイナルフォーラム頑張りたいと思います!さぁ明日の本会議はどうなることでしょう!!
レッツゴートゥーファイナルフォーラム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

2012年8月21日火曜日

第64回日米学生会議 8/15 本会議 17日目


 皆さん、こんにちは。国際基督教大学教養学部の鹿山ゆかりと弘前大学医学部医学科2年の片山恵里です。
 日米学生会議も残りわずかとなりました。シアトルの街と仲間との時間を楽しみながら、ファイナルフォーラムに向けて取り組んでいます。
 今日は午前中に分科会毎の活動(ディスカッションやファイナルフォーラムに向けての準備など)、午後はWing Luke Museumの見学と第二次世界大戦中日系字人収容所の生存者Makoさんのレクチャーというスケジュールでした。
 Wing Luke は、シアトルで初のアジア系アメリカで初の市長となった人です。Museumでは彼の功績だけでなく、アジア系アメリカ人様々な展示が行われていました。戦時中のアジア系移民の排斥の中でいかに彼らがコミュニティの中で文化を維持し、アイデンテティを構築したかということを伝えていました。普段日本にいると自分が日本人であるということを意識する機会はあまりありませんが、「日本人らしさ」を考える機会を持ちました。この「日本人らしさ」の気づきを基に私たち日本人が世界で担うことができる役割を考えることが出来たらなと思います。
また、Makoさんからは彼女の幼少時から今に至るまでの人生についてお話を伺いました。お父さんが家族と引き離され殺されてしまった壮絶な体験から、過去の悲しい歴史を知ると共に、日系人収容所で偏った受け、その後教師の道を進んだMakoさんの「教育の在り方」についての意見を伺わせていただき大変勉強になりました。

いよいよファイナルフォーラムも近づきみな疲れを見せていますが最高のファイナルを作れるよう一致団結して頑張っていきたいと思います。


2012年8月20日月曜日

JASC 8/14/2012 @Seattle!!



みなさんこんにちは。今日は東海大学医学部2年のこーき、もとい藤田耕己(分科会:安全保障と日米)と、国際基督教大学教養学部2年のちゃき、もとい飯島千咲(分科会:パーソナル/ナショナルアイデンティティ)の2人で、ブログを担当します(^^)/

14日はサンフランシスコからシアトルへの移動日でした。
アメデリが先に朝5時に、私たちジャパデリは8時半にホステルを発ち、空港へ。連日の疲れもあり、みんな飛行機では寝ることに全精力を傾けていたようです。隣通しに座っていた私たちですが、フライトが一瞬に感じました。

雨が多いシアトルですが、快晴に恵まれ、最終サイトにふさわしいスタートをきることができました。

滞在地となるワシントン大学に先に着いていたアメデリは、キャンパスツアーを終えた後、第2次世界大戦時の日系アメリカ人強制収容所に関する講演を受け、充実した時間を過ごしたようです。

その後私たちもアメデリと合流して、バスでダウンタウンにあるSafeco fieldというスタジアムに行き、マリナーズ対レイズの公式戦を観戦しました。イチローを欠いたマリナーズでしたが、9回裏2-1で一点ビハインドのマリナーズは一打サヨナラのチャンスに打者が応え、劇的サヨナラ勝ちを果し、私たちの興奮も最高潮に達しました!!

ファイナルフォーラムを3日後に控え、アメデリとの団結力もさらに深めることができた一日でした。残り少ない毎日を大切に過ごして行きたいと思います。

こーき、ちゃき

2012年8月17日金曜日

第64回日米学生会議 8/13 本会議16日目


東京大学法学政治学研究科総合法政専攻修士課程1年の藤川健太郎と申します。
私たちは昨日からカリフォルニア大学バークレー校の大学寮からサンフランシスコのダウンタウンにあるホステルへと移動し、分科会活動に加えサンフランシスコ市街の雰囲気を味わっております。これまでの宿泊先は大学寮でしたので、新鮮でした

サンフランシスコにおける最終日となった本日は、私の所属する「安全保障と日米」分科会の活動ではファイナルフォーラムに向けての準備を始め、午後にはジャパンタウンやフィッシャーマンズワーフなどの市街を散策しました。
夕方からは日本総領事館を訪れ、総領事の方からのお話に加え、ゲストの方々から貴重なお話を伺うことができました。またJASCer同士で結婚された方もゲストとしてお見えになり、JASCの意義やお二人の結婚に至るまでの過程についても聞かせていただきました。

その後はJASCer全体でのリフレクションを行いました。サンフランシスコで活躍した人への感謝を述べる人、これまでの自分の人生を振り返る人など、内容は人それぞれでしたが、さまざまな思いを共有できたと感じています。

第64回日米学生会議 8/12 本会議15日目


みなさん、こんにちは。
64回日米学生会議「災害復興と社会の再構築」分科会の岡山大学医学部3年の渡部寛史です。
今日は朝10時頃にUCバークレーを離れ、サンフランシスコに向け出発しました。
バークレーでの3日間は短かったですが、個人的にはとても印象に残るサイトでした。それは、自分から言い出した広島の原爆に関するプレゼンとディスカッションを行うことができたためです。広島で生まれ育った人間として、アメリカの学生に自分が学んできたこと、感じてきたことを伝え、みんなでこの問題を考えたいと思い、ECに相談をしていました。つらい想いもしましたが、本当に自分からこの議題をやろうと言い出してよかったと思っています。
さて、バスに乗ってさフランシスコに移動し、午後からはフリータイムとRTタイムを行いました。サンフランシスコは坂が多く、坂の上から見る景色は最高にきれいで、多くの参加者が感動していました。しかし、とにかく夏とは思えないほど涼しく、時には寒いほどで防寒をするのに一苦労でした。フリータイムでは、ある人は買い物に、ある人は海に行き、各々サンフランシスコの街を楽しんでいました。その後のRTタイムでは、多くのRTがファイナルフォーラムに関する議論を始め、今まで以上に内容の濃いディスカッションを行っていました。私のRTでも今まで議論してきた内容を整理し、新たな課題とファイナルフォーラムで何を伝えるかを考え、準備をはじめていきました。
そしてRTタイムの後は、スペシャルイベントとして希望者みんなでカラオケに行きました。
音楽に国境は関係なく、アメデリもジャパデリもみんな各々歌を歌って踊って騒いでみんなが一つになって楽しむことができました。本会議が終わりが近づいていることもあり、カラオケの帰り道では、ずっとこのままみんなといれたらな…と思ってしまい、少し切ない気持ちを抱いてしましました。

本会議もあと1週間ほどとなりました。
自分のRT、自分自身が本当にこのままでいいのかをしっかり考え、すべてのことに全力で取り組み、笑って終われるように頑張っていこうと思っています。

2012年8月16日木曜日

第64回日米学生会議 8/11 本会議14日目

こんにちは!
「人権問題と我々の責務」分科会のしゅんです!
今日は、7:15分に集合した後、朝食を食べて、9時から「スペシャル・トピック」についてディスカッションをしました。スペシャル・トピックとは、普段の分科会とは異なり、メンバーを変えて全く別のテーマについて話すことをいいます。今日のスペシャル・トピックは、昨日展示と卒業式を見学した「TOMODACHIサマー2012ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」(http://usjapantomodachi.ayusajapan.org/)に関連したテーマを扱いました。スペシャル・トピックの後は、10時から1時間RTの時間がありました。人権分科会では、最終日の発表に向けて何をこれから扱うかということを話し合いました。
RTタイムの後は、急いで昼食を食べ、12時から2時間弱、立教大学の教授でアジアパシフィックジャーナルの責任者でもあるアンドリュー・デウィット(Andrew DeWit)氏から日本のエネルギー政策についての講演を伺いました。14時からは、「TOMODACHIサマー2012 ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」に参加している高校生たちとディスカッションをしました。東北の高校生と話ができる機会は貴重で、とても刺激をもらうことができました。ディスカッションの後は、またRTでディスカッションをした後、夕飯を食べ(中華でした!)、フリータイムになりました。元気のいい人達はサッカーをしたり、ハイキングに行ったりしていました。
JASCも正味あと一週間というところですが、残りの時間も全力で取り組んで行きたいです!
しゅん

8月10日@バークレー

みなさん、こんにちは。本日のブログを担当します中道洋司です。早稲田大学政治経済学部政治学科に所属しています。分科会は「人権問題と我々の責務」に所属しています。よろしくお願いします。第3サイトであるカリフォルニア・バークレー(2日目)での活動をお伝えします。
午前中、分科会活動(ディスカッション)を終えた後、とある映画を会議参加者が鑑賞しました。内容は以下の通りです。
戦後間もない被爆地広島の小学生が描いた絵画が、数十年のときを経て米国の教会の地下室で偶然に発見され、2010年に故郷へ里帰りするまでを追いかける物語(バークレー校HPおよび映画公式HP参照)。そう、昨日の「広島プレゼン」に引き続き原爆というテーマを扱いました。映画終了後アメリカ側の学生と話をしたのですが、アメリカと日本における原爆に対する教育や、世代間の考え方の違いをお互いに知ることができたと感じています。原爆の問題に限らず、各々の議題に関し理解の溝は必ずしも埋めることは難しいです。しかし、学生という立場である我々から議論をすることで、少しずつ距離を縮めることができるのではないか、と考えています。地道な議論を積み重ねることで、我々の世代から歴史認識の差異を少しずつ埋めることができる、と改めて考えさせられました。日米学生会議は、肩書きも社会的立場も社会人に比べ自由ないまの立場を活かし、自由闊達な議論を日米の学生とともに取り組む貴重な場です。本会議全体も後半になりました。自身が所属する「人権問題」に限らず、様々な話題について個性豊かな学生と話していきたいと思います。そして、悔いの残らない一夏を過ごします!

カリフォルニア州立大学バークレー校東アジア研究科(英語)
http://events.berkeley.edu/index.php/calendar/sn/ieas.html?event_ID=55884&date=2012-
08-10&filter=Secondary%20Event%20Type&filtersel=
「広島の校庭から届いた絵(Pictures from Hiroshima schoolyard)」公式HP(日本語)
http://www.hiroshimaschoolyard.com/jp.html

2012年8月12日日曜日

第64回日米学生会議 8/9 本会議12日目

みなさん初めまして。
武蔵野大学環境学部環境学科住環境専攻4年の竹内正人と申します。分科会は「グローバル化における文化と芸術(以下CIA)」に所属しています。この日は、マディソンからカリフォルニアへの移動の日でした。早朝からの移動ということもあり、飛行機の中では参加者同士が話し合っている様子はなく、寝ている人がほとんどでした。
ダラス、マディソンとはまた違った風景を見せてくれたカリフォルニアは、非常に涼しく日中は快適に過ごすことが出来ました。カリフォルニア大学バークレー校の寮のチェックインが済み、広島・長崎の原爆について日本側参加者がプレゼン、ディスカッションを行った。私たちの分科会であるCIAは原爆についてのプレゼンが終了と同時に抜け、フィールドトリップであるジャズコンサートの会場「Freight Salvage Coffee House」へと向かった。ドラム担当であったTana AkiraさんはJASCerであったこともあり、コンサート終了時にJASCについてお話をすることができた。文化と芸術という2つの事柄について、漠然としたことしか理解していなかった私にとって非常に有意義な時間となった。明日からの分科会のディスカッションでは、世の中にありとあらゆる文化と芸術について議論していきたい。

2012年8月11日土曜日

第64回日米学生会議 8/8本会議11日目


こんにちは、早稲田大学政治経済学部1年の大多和祐介ともうします。グローバル化における文化芸術という分科会に所属しています。11日目は第2サイト目となるウィスコンシンでの最後の日でした午前中はファームを訪れ、牧場の様子を見たり、どのように管理しているかの説明を受けました。

ランチではそこでの牛肉を使ったハンバーガーやチーズ、ミルクをいただきました。
そして、一度ドミトリーに戻った後、RTタイムを行いました。
私の所属する分科会では、話していく方向性が未だに明確になりきらず、苦労しているさなかであります。しかし、RTメンバー全員とともに話し合いを進めて行きたいと思います。その後、Governor’s Mansionで開かれたレセプションを訪れました。
普段話すことの出来ない方と話すことが出来て、とてもいい機会となりました。
キャンパスに戻ってきてからは、リフレクションをしました。
第2サイトを振り返る機会となりました。


第2サイトの終わりであるともに、JASCの中間ポイントでもあり、とても考えさせられました。私自身も残り半分のJASCでの時間をどのように使っていくのかその後考えました。JASCが半分終わってしまっていることは正直信じられないです。このままで終わってしまってはいけないと感じつつ、何をすればいいのか明確に答えが見つけられていないのが現状です。明日からの第3サイトで何か見えるものがあればと思います。

2012年8月8日水曜日

第64回日米学生会議 8/7 本会議10日目


 はじめまして。東京大学教育学部3年の浅原光貴です。第64回日
米学生会議の分科会では「現代社会における企業活動と倫理」
に所属しています。ウィスコンシンで過ごす日々も残り少なくなってきました。
 今回は8月7日の活動内容を報告させていただきたいと思います。
まず私たちは早朝より1時間30分ほどバスに乗りキッコーマンに
向かいました。そこでCEOの清水様よりキッコーマンフーズの経営体制についてのお話を伺いました。私たちの分科会は本会議前の事前活動で東京のキッコーマン本社を訪れ、その経営体制や企業倫理についてのお話を伺っていたため、今回の訪問は日米間の経営体制の違いや労働環境の文化の違いなどを比較することができて非常に有意義でした。その後は工場内で醤油の長い精製工程を見学させていただきました
 午後はまたバスに乗ってミルウォーキーにあるHarley Davidsonの博物館に向かい、博物館の見学およびHarl
ey Davidsonについてのお話を伺いました。
日頃バイクというものに接する機会が自分含め中々ない中で、各々がそれぞれ楽しむことができたと思います。
 以上がこの日の主な活動内容ですが、
ここから先は個人的なことを少し述べたいと思います。JASC
は素晴らしい仲間たちのおかげもあって非常に充実した毎日を送っています。その中でも意識するようになったのが、集団における自分の役割についてです。英語が得意な人、明確な強い意見を持っている人、様々な経験を積んできた人。参加者それぞれが素晴らしい個性を持ってJASCという集団の中で活躍する中、自分が強みをもって活動できる場所はどこなのか。残り半分ほどになったJASCの中で少しでも見いだせるように今後とも頑張っていきたいと思います。

第64回日米学生会議 8/6 本会議9日目


皆さま、こんにちは。順天堂大学医学部3年、「安全保障と日米」分科会所属の川野です。
Madisonは連日快晴。時折吹くそよ風が心地よいです。

さて、本会議9日目を振り返りたいと思います。
朝食をとってからまず向かったのはBabcock Hall。これはUW-Madisonのキャンパス内にあるアイスクリーム製造の施設です。ガラス窓越しに巨大なタンクが並ぶ製造ラインの見学をしました。重量の17%が砂糖だと聞いて驚きましたが、牛乳が美味しいWisconsinのアイスクリームは濃厚で美味でした。
続いて同キャンパス内にあるWisconsin Institute for Discoveryという研究施設を見学。この施設は2010年に完成したばかりで、人が集まりやすい空間づくり、環境に配慮した様々な機能など、多くの工夫が見られます。理系の私は特に上階にある実験室に感激しました大きな窓からは太陽の光がたっぷり差し込み、実験台は広く、明るく開放的な場所で安全に作業ができそうでした。
午後はSocial Sciences Lecture HallにてState Politics Forumに参加しました。2011年にWisconsinで起きた2011 Protestsについて当時の市長、及び一連の出来事について報道してきたアナウンサー3名による講義を受けてからディスカッションに取り組みました。一般市民の声を如何に政治家に伝えていくかが議題となりました。

夕飯はState StreetRTごとに済ませ、その後は夜までRT Meeting!言うまでもなくミーティングの内容が重要なのですが、アメリカ側の参加者も含めてみんなで湖の周りを歩いたり、街中を一緒に散策したりすることも貴重な思い出です。


今後の本会議でも毎日、色々なことを学び、吸収していきたいと思います。

以上、9日目の報告でした!

2012年8月7日火曜日

第64回日米学生会議 8/5 本会議8日目



初めまして慶應義塾大学法学部2年の森田修弘です。第64回日米学生会議にはアイデンティティ分科会の一員として参加しています。今回85日のブログの担当を西村と二人でさせていただくことになりました。活動の内容を中心に感想を加えながら6日の午前中
の活動を振り返りたいと思います。

楽しかったタレントショーの翌日、寝不足で辛そうな表情をしている参加者がちらほら見える中、本会議2回目のスペシャルトピックを行った。

スペシャルトピックとは日本側の参加者(以下ジャパデリ)とアメリカ側の参加者(以下アメデリ)が二人一組でトピックを決め、参加者を募り議論するものだ。トピックは政治や哲学などを中心としたフォーマルトピックと興味に基づいたインフォーマルトピックの二つに分かれている。私はアメデリのMari Kobayashiと共にHow do you measure success.というトピックをセッティングした。 両国の参加者を合わせて10人ほどで議論をし、様々な意見を交わした。幸せであることが重要である、過程が良くないと成功ではない、試練を乗り越えて初めて成功と呼べる、成功することと「人生の成功」は別である、など多くの面白い意見が揃った。担当者として全員の意見をしっかりと聞きつつ、議論が本筋から大きく離れないように気を付けることは難しかったが、ジャパデリ、アメデリどちらにも非常に楽しかったと言ってもらえるなど、担当者二人とも満足できる内容で終わった。
このスペシャルトピックを始め、JASCの素晴らしいところは分科会活動の時間以外でも、いつでも、だれとでも真剣に深い議論をすることができるということだ。普段の大学生活の中では政治や将来の夢、人生観などについて熱く語ることができる機会は少ないが、
そんな機会がJASCにはごろごろ転がっている。
常に新しい視点を加えながら自分のことを見つめなおすことができるこの時間を大切にしたい。始まる前は長いと思っていたJASCも気が付けば折り返しを迎えようとしている。71人の仲間たちと過ごせる時間も少なくなってきた。残り二週間も全力で駆け抜けることをここに誓いたい。

こんにちは、大阪大学外国語学部外国語学科アラビア語専攻3年の西村です。
午後はFree TimeBBQがあり、リラックスして楽しく過ごせる時間でした。Free timeはショッピング組、スポーツ組、カヌー組に分かれてそれぞれの時間を過ごしました。カヌーが強風のために遊べなくなってしまったのは残念です(_`)
因みに私はFarmに行くための靴を買いに街へ行きました。
ウィスコンシンにはアメリカならではのベーグル屋さんやカフェもあり、お洒落で整然とした街並みです。BBQではジャパデリが持ってきたお好み焼きも作ったり、「忍者」というゲームを遊んだりしていました。一瞬でポーズを変えながら誰かの手にタッチ出来たら勝ちというゲームなのですが、みんな本当に忍者のような格好をしていて面白かったです。この「忍者」はしばらくJASC内で流行りそうです!楽しみながらもこれからのJASCを頑張りたいと思います。
また、英語もなかなか大変ですが、講義や会話が上手く聞き取れないときに感じる不安から逃げずに克服できるようにしたいです。

第64回日米学生会議 8/4 本会議7日目

こんにちは!東京大学法学部4年の松浦理咲子です。
8月4日の報告をさせていただきます。

第64回JASCersがMadisonに到着して一日が経ちました。
雨の予報でしたがテキサスより少し涼しく、比較的過ごしやすい天気です。
念のために傘を準備して、Farmer's Marketに向かいました。
Farmer's Marketは週末のMadisonで開かれる大規模で伝統あるマーケットです。
私たちが行った州議事堂周辺のものが最大だということでした。
お互いを見失わないよう注意しつつ、新鮮な野菜やチーズ、手作りのアクセサリーなどを見て歩いた後、
このマーケットについてマネージャーのLarryに話を聞きました。
炎天下でのスピーチで体力を削られた人もいたようですが、活発に質疑応答を楽しむJASCerの姿を見ることができました

州議事堂の内部をしばし見学したのち、動物園に行ったりカヌーに乗ったりと、各々自由時間を過ごしました。
途中で天気が崩れたため、外出中に雷雨に遭ってしまった人もいたようです。

夕食後は皆が楽しみにしていたTalent Showです。
Talent Showは名乗り出た有志メンバーがそれぞれ特技を披露するエンターテイメントコンテンツで、
ダンスや音楽、体術、物真似などなど、さまざまなショーを楽しみました。
皆が一体となって盛り上がる様子はまさにJASCといった様相で今後もすべてのコンテンツが盛り上がることを予想させるものでした。

Madisonではまだハードなスケジュールをこなしていませんが、これまでと同様に各々有意義な時間を過ごせることを祈っています

8月3日 マディソン到着


 こんにちは。参加者の小田垣彩花(滋賀医科大学2年)と申します。「グローバル化における文化芸術」という分科会に所属しています。8月3日はダラス(テキサス)からマディソン(ウィスコンシン)への移動日でした。
全員4;15AMに集合して、荷物とともにバスに乗り込みました。ここでアメリカ側と日本側の参加者で別れてバスに乗り込んだので、本会議が始まって初めての別行動となりました。フライトも別なのでマディソンで再会することになります。
 ダラスの空港では4時間ほど待ち時間があったのですが、うってかわって、経由地のミネソタでは飛行機の乗り継ぎ時間が30分もなく、迅速な行動が必要が求められました。分科会メンバーで集まって、口数も少なめに慎重かつ迅速な行動をした結果、何事もなく次のフライトに乗ることができ、ほっとしました。
 マディソン空港からはバスでUniversity ofWisconsin-Madisonに向かいました。大学周辺の町並みは可愛らしく、湖も近くて、すぐにこの町が好きになりました。大学に着くと、少し先に到着していたアメリカ側参加者達が二列に並び、私達が通るトンネルを作って歓迎してくれ、お互い再会を喜びました。各自、寮の二人部屋に移動したあとはカフェテリアでバイキング形式の夕食をとりました。食事、飲み物、デザートまでかなり充実した内容に感激しました。また、道中、キャンパスの広大さ、緑が多くて美しい様子を見て、こんな大学で学べたらなぁと思わずにはいられませんでした。
 ついに本会議が始まって7日が経ち、2つ目のサイトに来ました。始めはスケジュールを全く知らされないまま来たので何もわかりませんでしたが、そろそろJASCがどういうものがわかってきて、緊張がほぐれると同時に疲れも溜まってきました。体調に気をつけて残りの日々を精一杯過ごそうと思います。
           (小田垣彩花)

第64回日米学生会議 8/2 本会議 5日目


Lecture on NGOsでは、Gorge W. Bush Instituteに携わっているDr. Eric Bingを講師として招きました。アフリカで子宮頸ガンを予防するワクチンの接種を促進するなどの活動をしたお話をききました。NGOや国際医療に興味を持つ学生を中心に、多くの参加者が講義後に質問をしていました。

午後は、13時から17時までRTミーティングを行いました。私たちのRT(人権問題と我々の責務)では、「人権とは何か」「そもそも他人の人権を保護する必要があるのか」という、根本的な問題を議論しました。テキサスでは、議論の質を重視するとともに、全員が発言しやすい環境を作ることを目指していたために、誰しもが話しやすいトピックを選定し、「全員でRTを作る」という意識を高めることが出来ました。

本会議で最初のリフレクションでは、多くの参加者が英語で自分意見を発する難しさ、そして講義を聞き取り、理解する難しさに直面しているようでした。また同時にアメリカ側参加者の優しさと議論への取り組みの積極性に多くの参加者が感謝と感動を受けていました。最初のサイトということもあり、今後の議論の方向性とプロセスに不安も感じつつ、展望に期待を抱いているようでした。

2012年8月5日日曜日

JASCブログ8月1日:悔しさ


 はじめまして、国際基督教大学教養学部2年に在籍している市毛裕史です。第64回日米学生会議参加者で現代社会の起業と倫理に所属しています。会議が始まって5日が経ちましたが、昨日着いたばかりのようにも感じますし、もう1ヶ月以上みんなと過ごしているようにも感じています。このブログでは、81日のスケジュールを振り返った後に、これまでのJASCに対して自分が思うことを記そうと思います。

ダラスサイト5日目の今日は、Pr.William McWhorterによるテキサスに存在した強制収容所に関する講義に始まり、Sixth Floor MuseumというJohn F Kennedy元大統領が暗殺された地にある記念館を見学したのち、繁華街で食事を取り、RTミーティングで暑く議論をするという英語にまみれた充実した一日を送りました。

強制収容所。この言葉で皆さんは何を想起されるでしょうか。おそらく多くの方はあのナチスによるユダヤ人の強制収容所が思い返されることでしょう。僕も今まではそうでした。しかし今回の講義で、日本の教育では重視されずにきた、日本人が収容された強制収容所の存在を僕は深く胸に刻むことになりました。Pr.William McWhorter氏の講義では強制収容所の実態を俯瞰することが出来、また深い示唆に富んだ講義は大変興味深いものでした。しかしながら、講義が終わった後のディスカッションは、自分にとってJASCという学生が議論することの意味を再認識させてくれるものになりました。というのも、多くのアメリカ人の学生の口から、「講義にはバイアス(偏見)があった。」という意見が聞かれたのです。講義にはある程度ではありますが、強制収容所に対する前向きな評価が見られました。私自身その意見を否定することはしません。確かに、原爆に関連する「原爆のおかげで戦争が止まった。」というような意見のようにある一定の役割があったのだろうと思います。しかしながら、強制収容所という存在が内包している問題にも目を向け、再考する必要性をディスカッション含めた講義全体で感じることが出来ました。アメリカの学生から聞かれた自分たちの国がしてきたことに対してきちんとした批判の目を持って対応している姿をみて、これこそが学生という、大学の、企業の、国の、特定の色を持たない学生という存在だからこそできる、自分自身の本音だけで語れるこの会議の意義を実感することが出来、うれしくなりました。
またそれと同時に、日本の戦争教育についても深く考察することが出来たと思います。今回の講義で強制収容所というものの実態を学ぶことが出来ましたが、果たして日本の若者で強制収容所の存在を知っている学生がどれほどいるでしょうか。確かに、日本が中国・韓国初めアジアの国々に実行してきた、いわば負の歴史についてきちんと認識することは必要です。しかし、同様に戦争という相手がいなければ成り立たないものをきちんと知るには、日本側が受けた傷もきちんと学ぶ必要があるのではないでしょうか。多くの日本側の学生が強制収容所の実態をこれまで知らなかったという状況を認識し、そう感じました。自分たちが行った暴力のみを認識し、再び戦争を繰り返さないようにと考えるのではなく、自分たちが受けてきた傷もしっかりと認識することで初めて、真の意味で戦争は繰り返されるべきではないといえるのではないでしょうか。稚拙ながらもこのような意見を、この講義、ディスカッションを通して持つことが出来ました。学生にしか出来ない議論、それは何者にもとらわれず、自分自身の意見をぶつけ合えるところに意味があるのではないでしょうか。

 これまでのJASCを通して、まだ5日間しか経っていませんが、自分が一番持っている感想は実のところ、楽しさでもなく、わくわくでもなく、純粋に「悔しい」という感情です。
上記のようにつらつらと講義について書き連ねてきましたが、実のところ講義自体はほとんどと言っていいほど聞き取ることが出来ませんでした。今までEC(実行委員)がせっかく用意してきてくれている講義スタイルのプログラムを自分はほとんど消化できていないと自分の中では捉えています。某集中治療室の英語プログラムの成果かどうかはわかりませんが、ディスカッションのなると聞き取ることが出来、内容についていくことができます。しかし、自分が意見を言いたくなっても、アメリカ側の学生による積極的な発言によって言う機械を逃してしまい、運よく発言できてもうまく自分の意見を流暢に伝えることができず、悔しい毎日を送っています。「日本語だったら、この議論のおかしいポイントを指摘することが出来るのにな、日本語だったら講義を聞いた後に質問できるんだけどな、日本語だったら・・・。」このような感情を毎日抱いています。しかしながら、自分の志望動機のひとつでもある、英語力の向上に対して目を背けることは、JASCを支えてくださっている皆さんに、自分を選んでくれたECに対して失礼に当たることであり、期待を裏切ることになってしまう上、自分に対しても顔向けが出来なくなってしまいます。自分の中では、一歩一歩ですが回りに助けられながら英語力を付けていこうと思っています。ノートの取り方、講義の聴き方、英語の言い回し、幸いにもJASCには自分の悩みに対して応えてくれる学生がたくさんいます。自分自身でもアメリカ側の学生と話す機会を多く持つよう心がけ、英語に触れることが無限に出来る今の環境を最大限に活かして生きたいです。今日のJFK記念館であるSixth Floor Museumの見学でも音声案内は英語を選択し、100%とまではいかないですが楽しむことが出来たと思います。
また英語力だけでなく、自分がJASCで果たせる役割についても未だ定まらず、不確かで、悔しい日々が続いています。「私は、この64回日米学生会議を今までの会議史上、最高のものにしてみせます!」と大声で誓った決意表明の日から3ヶ月近く経ちますが、果たして最高の会議とは何なのかすら見出せていない自分がいます。自分がこの会議に対して出来ることは何なのか、自分がどのように動けば最高の会議にすることが出来るのか。未だ模索の日々は続きますが、会議が終り、帰国した際に、何も成果としていうことがないといった感想を持つような状況だけは絶対に避けたいです。 
悔しい思いばかりしている毎日ですが、不思議と嫌にはならないし、体力的疲労も苦になりません。これからは、周りの学生たちにも目を配りながら、自分の出来ることを確実にこなしていき、少しでも最高の会議に近づけられるよう努力していきたいと思います。

 忙しく過ごしている毎日ですが、徐々にJASCとはどのようなものなのかをつかめてきている気がします。今現在、参加者の多くがなれない環境の中さまざまな悩みにぶつかっているように感じます。しかし、このような全力でぶつかっていける環境に感謝し、自分がどこまで行けるのか、みんなと共に挑戦し続ける一ヶ月を過ごしていきたいです。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。これからもよろしくお願いします。