2012年6月18日月曜日

第64回日米学生会議 勉強会


 第64回日米学生会議に参加者有志よる勉強会は、616日(土)、617日(日)の日程で開催されました。
16日は、東北研修スタッフが、東北研修での体験をプログラムごとにスライドで発表をした後、
1. 現地に行く前の被災地のイメージ
2. アメリカ側に伝えたいこと
をテーマにディスカッションとプレゼンテーションを行いました。始めは日本語でディスカッションを行いましたが、後半は本会議中を想定し、英語を使用しました。筑波大学から参加している横田真彩さんは、「東北研修に行けなかった参加者にも体験を共有できてよかった。東北研修から時間が経ち、もう一度話したことで、感情的な印象の共有だけではなく、一歩引いた考え方ができて良かった。」と語っておりました。
 その後、英語のみでディスカッションをする時間をとりました。少人数のグループで、「愛とお金、どちらが大切か」といった軽い内容のディスカッションと「死刑制度は廃止すべきか」というようなアカデミックなディスカッションの2つのパートに分けて行いました。岡山大学から参加している渡部寛史さんは、「最初は英語でのディスカッションに慣れていなかったため辛かったが、少しずつ自分の考えを伝えられるようになり、話が進んでいくうちに楽しくなってきた。思っていたよりも、深い話が出来て良かった。」と語っておりました。
 17日には、日米関係を勉強するため、講師として日米学生会議過去参加者早稲田大学大学院アジア太平洋研究科 教授の篠原初枝先生をお招きしました。国際関係が変化し、グローバル化の進むなかでの日米関係の変遷について学びました。
講演の後に、
1. グローバリゼーションの時代になぜ日米なのか
2. のぞましい日米関係とはどのようなものか
3. 日米の人的交流はどのような意義を持つのか
3つのトピックについて議論し、発表致しました。
 横浜国立大学から参加している木村光太郎さんは、「私は安全保障が専門ではないため、講義は少し難しい部分もあった。しかし、講義をきいて日米を取り巻く国際関係のあり方について考えたいという知的意欲が湧いた。ディスカッションでは、科学技術の側面から見た意見を共有することができ、自分の専門性を生かすことができたように感じた。」と語っておりました。
 防衛大学校研修からの疲れが残るなか、参加者は議論と発表を通して知識を深めることに意欲を見せていました。講師の篠原先生、会場となった日米会話学院関係者の皆様、勉強会の運営と計画に協力してくださった方々には、実行委員一同深く感謝申し上げます。これからも、第64回日米学生会議をよろしくお願い致します。

第64回日米学生会議防衛大学校研修


64回日米学生会議防衛大学校研修は、無事終了いたしました。

6/15()、参加者は早朝から防衛大学校に集合しました。
防衛大学校では、資料館や図書館、給水塔等、校内の様々な施設を見学させていただきました。
施設見学を通し、防衛大学校の歴史や学生生活について学ぶことができました。

その後、参加者は防衛大学校生とともに昼食をとりながら歓談し、交流を深めました。
普段、なかなか接する機会のない防衛大学校生との会話は弾み、良いアイスブレークの場になっていました。

また、防衛学の講義もしていただきました。
山口昇国際教育研究官からは、
 「日米同盟のこれからについて」
武藤茂樹空将補からは
 「日本のミサイル防衛について」
というテーマでの講義をいただきました。

非常に興味深く貴重なお話に刺激され、参加者たちは積極的に質問をし、意欲的に講義に参加していました。
日米学生会議では、日米同盟や安全保障等は最も重要なテーマの一つです。
防衛大学校での講義で学んだことを活かし、今後とも勉強を重ねていければと思います。

その後、各分科会にわかれ、防衛大学校生とともに分科会テーマに則したプレゼンテーション、ディスカッションをそれぞれ行いました。
防衛大学校生は、この日のために勉強や訓練の合間を縫って、プレゼンテーションの準備をしてくださいました。
防衛大学校生の皆さんの豊富な知識、独自の視点に、参加者たちは多くを学ぶことができたようです。

夜には懇親会を行い、防衛大学校、日米学生会議からの全ての参加者が一同に介し、歓談いたしました。
防衛大学校生も参加者も打ち解けあい、深くお互いの価値観を分かち合うことができました。

今回の研修で得たつながりは大変貴重なものです。
今後とも絶やさず大切にしていきたいと思います。

最後になりますが、今回ご協力いただきました防衛大学校の学生の皆様、講師の方々、施設関係者の方々に、この場をお借りいたしまして、深く御礼申し上げます。
防衛大学校で学んだことを、本会議で活かしていけるよう、参加者とともに全力を尽くしてまいります。

今後とも、第64回日米学生会議をどうぞよろしくお願いいたします。